2024年5月15日水曜日

令和5年度本水環境学会関東支部見学会のご報告

開催情報

主催 (公社)日本水環境学会関東支部

期日  2024126日(金)

見学先 ①物聞沢水質管理センター 

    ②長野堰用水円筒分水

参加者  16

見学会概要

今回の見学会は、散水ろ床法の下水処理場と円筒分水堰を見学しました。最初の見学先は、散水ろ床法の下水処理場である「物聞沢水質管理センター」です。散水ろ床法は、大学で学んだ方も多く知名度は高いかと思いますが、現状では、伊香保にある2か所のみが国内で残っているとのことです。処理場の特徴としては、浄化のための曝気動力が不要なことから超省エネ、脱炭素に貢献できる水処理方式となっている点です。山の傾斜をうまく活用し、その高低差で散水機を回転させている点も興味深い施設となります。

現地では、まず渋川市上下水道局業務課、日本下水道事業団群馬事務所のご担当者様より物聞沢水質管理センターの特徴や、現在実施している建替え工事についてご説明いただきました。(写真1

「物聞沢水質管理センター」では温泉水が多く水温が36度と高温であること、処理効率が高級処理並みであること、浄化された水は、農業用に利用されていること、自然流下による水圧を利用することから電気代が極めて安価であること(家庭用エアコンよりも少ない電力で済んでしまうとのご説明には一同驚愕でした)などをご説明いただきました。

次に2班に分かれ、実際に新・旧の散水ろ床を見学させていただきました。平成24年度に施設の老朽化から、維持管理や処理水利用状況などを含め検討した結果、現在の位置に現施設で採用している散水ろ床方式により再構築することになり、現在再構築工事の施工を進めている段階とのことです。現在この施設内には旧散水ろ床と新散水ろ床が両方ある状態です(写真2)。また、内部も見学させてもらいましたが、温泉水が高温であり1月の寒さもあって、湯気で眼鏡のレンズやカメラのレンズが曇ってしまうハプニングもありました。





伊香保温泉で少し休憩を挟み、バスで約50分ほどかけて群馬県高崎市にある長野堰用水円筒分水に向かいました。見学したのは、長野堰用水を象徴する施設のひとつで、長野堰用水の最下流にあり1962年(昭和37年)に完成した円筒分水堰です。平地の住宅地の中に忽然と姿を現しました。現地では、長野堰土地改良区(水土里ネットながのせき)のご担当者様より詳しくご説明いただきました。(写真4,写真5

円筒分水堰に取水している鳥川は、江戸時代より水量が少なく、干ばつのたびに下流域では水争いが絶えなかったため、水の少ない時でも、下流の水田面積に応じて平等に水を配分する必要があり、自然落差を利用して4つの堰に正確に受益分配されるよう設計された、全国でも珍しい分水施設とのことです。この施設のおかげ下流域での水争いの歴史に終止符を打つことになったとのことですが、実際に近くで見ると見た目にも美しく、設計者の思いを感じることのできる施設でした。また、2016年(平成28年)国際かんがい排水委員会(ICID)において、長野堰用水が建設から100年以上が経過し、歴史的・社会的価値のあるかんがい施設として、世界かんがい施設遺産の登録となったとのことでした。 









 昨年度に引き続き、現地を実際に目でみる貴重な機会となった見学会でした。最後となりますが、日本下水道事業団群馬事務所様、長野堰土地改良区様をはじめ、見学を快く受け入れて頂きました渋川市様、また、本見学会を企画するにあたりご協力いただいた関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。







2024年5月13日月曜日

2023年度 日本水環境学会関東支部イベント 水環境分野で活躍する仲間たちの仕事や働きぶり紹介-Web開催-

日時: 2024年2月16日(金) 14:30~16:30

開催方法: Zoom によるWeb開催

講演者: 

研究機関 埼玉県環境科学国際センター 髙沢 麻里

県行政 埼玉県環境部 渡邉 光葵

国際協力 (株)建設技研インターナショナル 松尾 直樹

排水処理メーカー ニッコー(株) 木村 舞

水分析機関 (一社)東京都食品衛生協会 高梨 礼子

高専 長野工業高等専門学校 酒井 美月

参加者 38名

概要:

今年度は水関連分野の各業種(研究機関、県行政、国際協力、排水処理メーカー、水分析機関、高専)で働いている方々に、①主な仕事内容と仕事を選んだ理由、②仕事と私生活のバランス(1日のタイムスケジュール)、③働きやすい職場への取組み等についてお話し頂きました。

水に関する仕事の幅広さを改めて知るとともに、働きやすい職場づくりが業種を問わず進んでいることを実感しました。

お忙しい中、ご講演下さった講演者の皆様はじめ、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。

2024年1月9日火曜日

水環境分野で活躍する仲間たちの仕事や働きぶり紹介 -Web開催-

 水環境分野には様々な仕事があり、男女共に活躍している職場があります。本イベントでは、例年関東の水関連企業等を順に紹介しています。今年度は水関連分野の各業種(県行政、研究機関、国際協力、排水処理メーカー、水分析機関、高専)で働いている方々に、仕事内容や仕事と私生活のバランス等について話して頂き、対話・交流するイベントを開催いたします。学生さんの将来の進路選択の一助となることを期待します。


主催 (公社)日本水環境学会関東支部

日時 2024年2月16日(金) 14:30~16:30 (14:20までに接続をお願いします。)

開催方法 Zoom によるWeb開催

(Web会議のURLとパスワードは、別途、申込者に連絡します。)


講演予定者

県行政      埼玉県環境部          渡邉 光葵

研究機関     埼玉県環境科学国際センター    髙沢 麻里

国際協力     (株)建設技研インターナショナル  松尾 直樹

排水処理メーカー ニッコー(株)           木村 舞

水分析機関    (一社)東京都食品衛生協会     高梨 礼子

高専        長野工業高等専門学校        酒井 美月


プログラムの概要 

14:30         企画者からあいさつと主旨説明

14:35-16:15 水関連分野で働いている職員から

①主な仕事内容と仕事を選んだ理由

②仕事と私生活のバランス(1日のタイムスケジュール)

③働きやすい職場への取組み等について

(内容は、変更の可能性あり)

*途中10-15分間の休憩を設けます。

16:15    意見交換

16:30    終了

定員  100名(先着順)


参加費  無料

申込方法 以下のフォームより申し込みください.

https://forms.gle/f5g8LhRYDjooqnee8  

①参加者氏名、②会員・非会員の別、③会員の場合は会員番号、④連絡先(所属団体名、住所、E-mail アドレス)の入力をお願いします。

2月15日(木)までに、申込者にWeb会議のURLとパスワードを連絡します。

問い合わせ先

(公社)日本水環境学会関東支部市民活動部会  猪又 明子

 E-mail:info@jswe-kanto.com

申込締切  2024 年2月14日(水)

※関東支部では、本企画のように水環境関係の仕事に関係する社員・職員と学生の交流の場をご提供いただける企業・団体を募集しています。ご興味・ご関心・ご提案がございましたら上記連絡先までご連絡いただけると幸いです。


2023年12月20日水曜日

令和5年度日本水環境学会関東支部見学会のご案内

 散水ろ床法の下水処理場と円筒分水堰を見学します。 物聞沢水質管理センターは散水ろ床法の下水処理場で昭和41年供用開始、排除方式は合流式です。散水ろ床法は、自然の大気圧下で酸素を供給し微生物が固定化された担体(礫)に汚水を散水することにより浄化する処理方法で、国内で二か所しか採用されていない非常にめずらしい処理方法です。本法は曝気動力が不要で省エネ、脱炭素性に優れています。山の傾斜をうまく活用し、その高低差で散水機を回転させていることも興味深いポイントです。 一方、長野堰は群馬県のかんがい排水事業として昭和37年に完成しました。取水元の烏川では干ばつのたびに下流地域で水をめぐる争いが絶えなかったため、下流の4堰に受益面積配分されるよう計画された円筒形の分水方式です。

主催
 (公社)日本水環境学会関東支部

期日
 2024年1月26日(金)11:50~16:50頃

場所
 ①渋川市伊香保総合支所物聞沢水質管理センター
 ②水土里ネット長野堰円筒分水堰 

集合
11:50にJR高崎駅東口改札前にお集まりください(解散も高崎駅を予定) 

プログラム
 JR高崎駅(集合)→12:00高崎駅東口出発→(バス移動50分)→12:50伊香保温泉だんだん広場着(トイレ休憩10分)→移動(徒歩10分)→13:10物聞沢水質管理センター着、見学・渋川市ご担当者様による解説(60分程度を予定)→移動(徒歩10分)→14:20伊香保温泉だんだん広場着(トイレ休憩兼伊香保観光50分)→15:10伊香保温泉(だんだん広場)発→(バス移動50分)→16:00長野堰用水円筒分水着、見学・長野堰土地改良区ご担当者様による解説(40分程度を予定)→16:40長野堰用水円筒分水発→移動(バス移動:10分)→16:50JR高崎駅東口着(解散) 
※ 見学場所間はバス移動となります。時刻、時間は目安で、交通事情等により前後する場合がございます。
※ 昼食の用意はございません。各自でお済ませになってお越しください。 ※ 天候により降雪、積雪も予想されます。お足元、服装等にご留意ください。

定員
20名(先着順)

参加費
2,000円(会員、非会員とも)

申込締切
2023年12月22日(金曜日)

申込方法
氏名、所属団体名、住所、電話番号、メールアドレスを記載し下記宛てお申込み下さい。 

申込・問合せ先
日本水環境学会関東支部企画部会見学会担当 e-mail: jswe.kanto.kikaku@gmail.com 
※詳細が決まり次第、関東支部のホームページ(http://www.jswe-kanto.com/)でお知らせします。 
※ お送りいただきました情報は、本見学会の連絡業務以外には使用しません。見学会終了後、責任を持って消去いたします。

2023年6月7日水曜日

2023年度水環境学会関東支部支部総会,特別講演会のお知らせ

■主 催 日本水環境学会関東支部

■期 日 2023年6月10日(土)

■場 所 現地とオンラインのハイブリッド
<現地>
日本大学理工学部駿河台校舎8号館4階841教室
(JR中央・総武線「御茶ノ水」駅 徒歩3分)
<オンライン>Zoom
URLは学会メールマガジンにて配信します

■プログラム(予定)
13:30~ 総会
14:00~ 2023年度『水環境保全活動奨励賞』表彰および受賞者講演
 受賞者:桂川・相模川流域協議会
14:40~ 休憩
15:00~ 特別講演会
 『渋谷駅形成と渋谷川の作用について』
 講師:田村圭介氏(昭和女子大学・教授)
17:30~ 懇親会

■参加費 講演会無料

■懇親会 要申込(お茶の水周辺、会費制5千円)
会場予約の都合上、懇親会参加ご希望の方は以下の申込みフォームから申し込みをお願いします。
電子メールにて会場情報をご連絡いたします。【申し込み期限:2023年6月1日(木)】

■その他
総会・水環境保全活動奨励賞表彰式は本会会員のみのご参加となりますが、特別講演会は会員でない方もご参加いただけます。 
非会員の方で特別講演会にオンライン会議システム(Zoom)でのご参加を希望される方は以下の申込みフォームから申し込みをお願いします。
電子メールにてZoomのアクセスURLとパスワードをご連絡いたします。【申し込み期限:2023年6月8日(木)】

■問い合わせ先
日本水環境学会関東支部 支部長
東洋大学 大塚 佳臣
〒350-8585 埼玉県川越市鯨井2100
Tel/Fax:049-239-1417
E-mail:y_otsuka@toyo.jp 

2026年度 日本水環境学会関東支部イベント 水環境分野で活躍する仲間たちの仕事や働きぶり紹介

  2026年度 日本水環境学会関東支部イベント開催のご案内 水環境分野で活躍する仲間たちの仕事や働きぶり紹介 -Web開催- 水環境分野には様々な仕事があり、男女共に活躍している職場があります。本イベントでは、例年関東の水関連企業等を順に紹介しています。今年度は水関連分野の各業...