2026年3月15日日曜日

令和6年度 日本水環境学会 関東支部 見学会のご報告


 開催情報

主 催  (公社)日本水環境学会関東支部

期 日  2024年10月28日(月)13:00~17:30頃

内 容  第一部 新潟水俣病を知る - 歴史と教訓、今に学ぶ

     第二部 福島潟の景観 - 新潟の守るべき「潟」

     第三部 日本酒づくりのこだわり - 自然とともに醸す

参加者  16名


見学会概要

 朝はあいにくの雨模様、今回の見学会の舞台は新潟県です。はじめに、新潟駅近くのセミナー室でお二人の先生にご講演いただきました。第一部では、新潟県立環境と人間のふれあい館(新潟水俣病資料館)館長の藤田伸一先生から、新潟水俣病の歴史と教訓について学びました(写真1)。新潟水俣病はまだ終わっていない、今もなお苦しまれている方々がいる、決して過去の問題ではない、このような悲惨な状況を二度と繰り返すことのないよう後世に伝えていくことが重要とのお言葉が心に刺さりました。残念ながら今日(月曜日)は新潟水俣病資料館は休館とのことで、次に新潟を訪れた際にはぜひ見学したいと思います。

 第二部ではまず、長岡工業高等専門学校の小澤広直先生から、新潟県内に点在する「潟」の成り立ちやそれらの保全、「潟」環境を活用した地域づくり等について伺いました(写真2)。その後、福島潟に会場を移し、広大な潟を見学しました。バスで移動中には雨も上がり時折陽も射し、美しい景色を楽しめました(写真3)。福島潟は、新潟市と新発田市にまたがる新潟県最大の「潟」で、多くの野鳥や植物が見られるとのことです。豊かな水辺と生態系は季節により様々な表情を見せてくれるそうで、何度でも訪れてみたいですね。ヨシ葺き屋根の休憩所の横では、柿の実が赤く熟していました。

 第三部の見学先、王紋酒造株式会社に向かう途中では、冬の使者、白鳥の姿も見られ(写真4)、つい数日前には夏日(最高気温25℃)だったことを考えると季節感が混乱してしまいます。王紋酒造では、日本酒づくりの一つ一つの工程を丁寧にご説明いただきました。良い米、良い水、良い気候、新潟県は日本酒王国ということを再認識しました。加えて、創業200年以上の歴史と伝統を重んじながらも、より美味しい酒を探求しているとのお話を伺い、深く感銘を受けました(写真6)。

今日は、「水環境」や「水」について3つのテーマから学び考える1日となりました。


写真1 藤田先生ご講演 

写真2 小澤先生ご講演


 写真3 広大な福島潟 


写真4 晩秋の田んぼに冬の使者


写真5 酒づくりを学ぶ

写真6 皆さん充実の笑顔


 




日本水環境学会関東支部 水環境研究奨励賞表彰規程

 制定 平成21 年12 月8 日

改定 平成31 年1 月9 日


第1条 この規程は、日本水環境学会関東支部(以下関東支部とする)が、関東支部域内

の水環境保全に有益な調査、研究等に対して行う表彰に関する事項を定めるものである。

第2条 表彰の対象となるものは、関東支部域内において、地域の水環境保全に有益な

調査・研究報告や論文発表などを行った大学生・高校生等の個人または団体とする。

第3条 表彰は賞状を授与してこれを行い、副賞を付与する。

第4条 表彰者の選考は、市民活動部会が行い、関東支部幹事会の審議を経て表彰者を

定める。

2026年2月12日木曜日

2024年度 水環境保全活動奨励賞・水環境研究奨励賞 受賞者

『水環境保全活動奨励賞』

ほたる野を守るNORAの会












『水環境研究奨励賞』

明秀学園日立高等学校ひたち自然科学研究部



2023年度 水環境保全活動奨励賞・水環境研究奨励賞 受賞者

 <水環境保全活動奨励賞>

桂川・相模川流域協議会

<水環境保全活動特別賞>

該当なし




公開セミナー「多様化するキャリアパスの実現に向けて」のご案内

(R8日本水環境学会年会 男女共同参画推進委員会・関東支部共催企画)

多様な働き方やキャリアパスを実践されている女性研究者・技術者、またはその方々を支援されている方を産・官・学からお一人ずつお招きし、これまでのキャリアの歩みや直面した課題、それをどのように乗り越えてこられたかなどについて、ざっくばらんにお話しいただきます。

◼︎日 時:2026 年 3 月 10 日(火)11:45~12:45

◼︎会 場:年会会場(8号館205教室)※Zoom配信あり

◼︎プログラム

11:45–11:50 開会挨拶・講師紹介

11:50–12:05 講演1 西川 可穂子様(中央大学 商学部 教授)

12:05–12:20 講演2 村松 尚子様(株式会社明電舎 人事企画部 副部長)

12:20–12:35 講演3 塚本 有香様(東京都健康安全研究センター 薬事環境科学部 医薬品研究科 主任)

12:35–12:45 質疑

12:45    閉会挨拶


◼︎参加費 :無料(先着40名までお弁当付き)

◼︎参加資格:年会参加ご登録の皆様およびテーマにご関心のある方(年会参加登録していなくても可)

◼︎申込方法:申込フォーム(添付チラシのQRコードあるいは下記リンク)よりお申し込みください。

申し込み

※お弁当付き参加の申込期限:2月24日(火)正午



2025年7月11日金曜日

公開シンポジウム:「水辺のすこやかさ指標」のグローバルな展開を目指して

 日本水環境学会では平成29年にわが国の水環境への国際的貢献の一環として英語版”Water Environment Soundness Index(MIZU-SHIRUBE)”Let’s go to a river together!”を公表しました。開発途上国では近年,急速な人口増加・経済成長に伴って水環境の悪化が懸念されており,JICAでは活動の一環として水辺のすこやかさ指標を活用して市民参加型の環境調査を実施しています。一方,我が国では,普及方法や普及の意義も深化しています。本シンポジウムでは「水辺のすこやかさ指標」の海外と日本における活用の現状と課題について報告いただき,今後の水辺のすこやかさ指標のグローバルな展開について議論を深めたいと思います。

主 催:日本水環境学会東北支部水辺のすこやかさ指標研究会,同学会関東支部

共 催:公益財団法人 水・地域イノベーション財団

日 時:2025年11月29日(土)13:00~17:00

場 所: TKP東京駅カンファレンスセンター・カンファレンスルーム10B

https://www.kashikaigishitsu.net/facilitys/cc-tokyoeki-central/

開催形式:対面とオンラインのハイブリッド形式

プログラム

開会挨拶 13:00~13:05 日本水環境学会東北支部水辺のすこやかさ指標研究会代表

■《基調講演》13:05~13:55

・13:05~13:30 『英語版”Water Environment Soundness Index(MIZU-SHIRUBE)” の活用に向けて』

中央大学 古米 弘明

・13:30~13:55 『みずしるべの普及に向けた環境省における検討状況』

環境省 鍛冶 尚寛

■《話題提供》13:55~15:50

・13:55~14:15 『ボリビアにおける水辺のすこやかさ指標の適用の可能性』(仮題)

東北大学・JICA 根立 隆志

・14:15~14:35 『インドにおける水辺のすこやかさ指標の活用事例』

(株)日水コン 前田 千夏

水・地域イノベーション財団 清水 康生

・14:35~14:55 『ベトナムにおける水辺のすこやかさ指標の適用の可能性』

元北九州市水道局 原口 公子

~ 休憩(15分)~

・15:10~15:30 『横浜市における取組について』 横浜市 田中 康平

・15:30~15:50 『水辺のすこやかさ指標の課題と展望について』

山梨県立大学 風間ふたば

■《総合討論》15:50~16:50

司 会 中央大学 古米 弘明

閉会挨拶 16:50~17:00 日本水環境学会関東支部長 中央大学 西川可穂子

参 加 どなたでも参加は自由です

参加費 無料

交流会 シンポジウム終了後に開催を予定しています

参加申し込み・問い合わせ先:東北工業大学都市マネジメント学科 矢野 篤男

メール:yano-t@tohtech.ac.jp Tel : 022 305 3961


2025年6月11日水曜日

2025年度関東支部表彰及び受賞記念講演報告

 期日:2025年6月7日(土)14:00~15:30

場所:中央大学多摩キャンパス5号館2階5201教室及びオンラインのハイブリッド

会場参加者:40名、オンライン参加者:9名


 『水環境保全活動奨励賞』を「NPOさざなみ」に、『水環境研究奨励賞』を茨城県立日立第一高等学校地学部に授賞しました。授賞理由は次のとおりです。

『水環境保全活動奨励賞』NPOさざなみ

 NPOさざなみでは、海辺や里山の自然環境を維持するために、長年、様々な環境保全活動を実施しています。その中でも、「房総再生プロジェクト」に関し、地域の住民及び有識者とのコンセンサスを形成し、専門家の意見を聞きながら、里山の保全及び耕作放棄水田の管理を引き継ぐ活動を長年、継続して行い、地域における市民の水環境保全意識高揚に資しています。これらの活動を総合的に鑑み、水環境保全活動奨励賞にふさわしい団体として表彰するものです。


『水環境研究奨励賞』茨城県立日立第一高等学校地学部

 茨城県立日立第一高等学校地学部では、海浜の地形変動や宮田川の河川氾濫に影響を与える要因を明らかにするために、フィールド調査のみでなく、実験による確認手法も採用することにより、得られた知見の信頼性をより深めました。また、調査結果について、高校生の研究発表会などで積極的に発表し、専門家からのコメントなどを活動の研鑽につなげているほか、地域への情報発信及び地域の子供たちへの水環境分野を含む科学への普及啓発に資する取り組みも実施しています。これらの活動を総合的に鑑み、水環境研究奨励賞にふさわしい団体として表彰するものです。


 表彰式では、西川支部長から各受賞団体の代表の方へ賞状と副賞が授与されました。その後、NPOさざなみの島田様、茨城県立日立第一高等学校地学部員の皆川さん、柴田さんから、これまでの活動等について受賞講演をしていただきました。島田様からは、谷津干潟の歴史をたどる貴重な写真や、NPOさざなみの立ち上げの経緯についてご紹介いただき、世代を超えた息の長い活動を知ることができました。皆川さん、柴田さんからは、地学部の卒業生の皆さんから現在に至るまでの研究についてご説明いただき、仮説を立てて実験や検証を行い、仮説と違った結果が得られた場合の考察に至るまで、レベルの高い研究活動に、参加者は驚きを隠せませんでした。

 各講演後には活発な質疑応答が行われ、受賞者、参加者とも今後の研究に参考となる意見が多く交わされました。






令和6年度 日本水環境学会 関東支部 見学会のご報告

 開催情報 主 催  (公社)日本水環境学会関東支部 期 日  2024年10月28日(月)13:00~17:30頃 内 容  第一部 新潟水俣病を知る - 歴史と教訓、今に学ぶ      第二部 福島潟の景観 - 新潟の守るべき「潟」      第三部 日本酒づくりのこだわ...