2024年7月31日水曜日

公開シンポジウム:「水辺のすこやかさ指標」の今後の展開への期待

 2023年水環境学会誌2月号においては「水辺のすこやかさ指標のこれまでとこれから」と題して特集号を刊行しました。この特集号では,水辺のすこやかさ指標の普及に向けた行政や本会各支部等のこれまでの取り組みを振り返るとともに,本指標の課題や今後の活用方法について述べました。本シンポジウムでは特集の成果を踏まえて,本指標の今後の展開についての議論を深めたいと思います。

主 催:日本水環境学会東北支部水辺のすこやかさ指標研究会,同学会関東支部,同学会九州沖縄支部

協 力:中央大学

日 時:2024年11月16日(土)13:00~17:00

場 所:中央大学茗荷谷キャンパス 2F中教室 教室番号2E08

04_MyogadaniCampus_BFmap_MAP_jp (chuo-u.ac.jp)

開催形式:対面とオンラインのハイブリッド形式

(参加お申し込みの方に後ほどオンライン(Zoom)の接続先をメールでお知らせします。)

参 加:どなたでも参加は自由です

参加費:無料

交流会:シンポジウム終了後に茗荷谷駅付近で開催を予定しています

お問い合わせ先:東北工業大学都市マネジメント学科 矢野 篤男

メール:yano-t@tohtech.ac.jp

 Tel : 022-305-3961



2024年7月30日火曜日

令和6年度日本水環境学会関東支部見学会のご案内

 四大公害病の一つ新潟水俣病について理解を深めるとともに、福島潟の豊かな自然に触れた後、水の恵みを生かした産業である酒造を見学します。

 新潟県立環境と人間のふれあい館(新潟水俣病資料館)は、新潟水俣病と水環境をテーマとした施設で、その被害や歴史などを学ぶことで、公害防止や環境保全について考え、行動してもらうことを目的にしています。

 福島潟公園自然学習園は、福島潟の自然環境や動植物とのふれあいや観察を通じて、自然保護についての理解を深めることができます。

 今代司酒造は、1767年創業の歴史ある酒造会社です。今代司(いまよつかさ)という名前は、「今の時代を司る」「今の時代に合った酒の楽しみ方を創造する」という意味、解釈だそうです。


主催   :(公社)日本水環境学会関東支部

期日  :2024年10月28日(月)11:50~17:30頃

場所  :①新潟県立環境と人間のふれあい館(新潟水俣病資料館)※詳細調整中

    ②福島潟公園自然学習園

    ③今代司酒造株式会社

集合   :11:50にJR新潟駅東口改札前にお集まりください(解散はJR長岡駅を予定)

プログラム :

JR新潟駅(集合)→12:00新潟駅南口出発→(バス移動30分)→12:30新潟県立環境と人間のふれあい館着、見学・ガイドによる解説(80分程度を予定 ※詳細調整中)→見学しながら移動(徒歩10分)→14:00福島潟公園自然学習園着、見学(60分程度を予定)→(バス移動40分)→15:40今代司酒造着、見学(50分程度を予定)→(バス移動60分)→→17:30JR長岡駅着(解散)

※適宜トイレ休憩を含みます。

※新潟県立環境と人間のふれあい館の見学・解説等については、詳細について調整中であり、場所・内容の変更等の可能性がございますことご承知おきください。

※見学場所間はバス移動となります。時刻、時間は目安で、交通事情等により前後する場合がございます。

※昼食の用意はございません。各自でお済ませになってお越しください。


定員      :20名(先着順)

参加費 :2,000円(会員、非会員とも)

申込締切:2024年9月27日(金曜日)

申込方法:氏名、所属団体名、住所、電話番号、メールアドレスを記載し下記宛てお申込み下さい。


申込・問合せ先:

 日本水環境学会関東支部企画部会見学会担当

 e-mail: jswe.kanto.kikaku@gmail.com

※お送りいただきました情報は、本見学会の連絡業務以外には使用しません。見学会終了後、責任を持って消去いたします。

2024年7月21日日曜日

第 19 回 人工湿地ワークショップ 2024 in 甲府 ~ 多様な水処理への人工湿地 技術 の展開~ 開催のお知らせ

第19 回人工湿地ワークショップ 2024 in 甲府 を下記のとおり開催します。

申し込み,問い合わせは以下にお願い致します.
日本大学 工学部 中野和典 nakano.kazunori@nihon uac.jp
Tel: 024-956-8719

なお,詳細につきましては日本水環境学会東北支部 HP をご覧下さい。


2024年5月16日木曜日

令和6年度 日本水環境学会関東支部 総会・特別講演会

皆様のご参加をお待ちしています。総会・表彰式は本会会員のみのご参加となりますが、受賞記念講演・特別講演会は会員でない方もご参加いただけます。

主 催 日本水環境学会関東支部

期 日 2024年6月8日(土)

場 所 現地とオンラインのハイブリッド

<現地>

日本大学理工学部駿河台校舎1号館2階121教室

https://www.cst.nihon-u.ac.jp/campus/surugadai/

(JR中央・総武線「御茶ノ水」駅 徒歩3分)

<オンライン>Zoom

会員向けメールマガジンにてアクセス先をご連絡します。

プログラム(予定)

13:00~ 総会

13:45~ 2024年度関東支部表彰

『水環境保全活動奨励賞』

ほたる野を守るNORAの会

『水環境研究奨励賞』

明秀学園日立高等学校ひたち自然科学研究部

14:00~ 受賞記念講演(一般公開)

15:00~ 休憩

15:30~ 特別講演会(一般公開)

『災害時におけるトイレ問題と水環境(仮題)』

講師:加藤 篤氏(NPO日本トイレ研究所 代表理事) 

17:30~ 懇親会

参加費 受賞記念講演・特別講演会 無料

懇親会 要申込(お茶の水周辺、会費制4〜5千円)

会場予約の都合上、懇親会参加ご希望の方は以下の申込みフォームから申し込みをお願いします。電子メールにて会場情報をご連絡いたします。

https://forms.gle/HTDgdJqZYwhigBKp9

申し込み期限:2024年6月5日(水)

その他 受賞記念講演・特別講演会にオンライン会議システム(Zoom)でのご参加を希望される方は以下の申込みフォームから申し込みをお願いします。会員・非会員を問いません。電子メールにてZoomのアクセスURLとパスワードをご連絡いたします。

https://forms.gle/AZQaJrHfWDSsP3GJ9

申し込み期限:2024年6月5日(水)

問い合わせ先

日本水環境学会関東支部 幹事長

東洋大学 山崎 宏史

〒350-8585 埼玉県川越市鯨井2100

Tel:049-239-1404

E-mail:yamazaki058@toyo.jp

2024年5月15日水曜日

令和5年度本水環境学会関東支部見学会のご報告

開催情報

主催 (公社)日本水環境学会関東支部

期日  2024126日(金)

見学先 ①物聞沢水質管理センター 

    ②長野堰用水円筒分水

参加者  16

見学会概要

今回の見学会は、散水ろ床法の下水処理場と円筒分水堰を見学しました。最初の見学先は、散水ろ床法の下水処理場である「物聞沢水質管理センター」です。散水ろ床法は、大学で学んだ方も多く知名度は高いかと思いますが、現状では、伊香保にある2か所のみが国内で残っているとのことです。処理場の特徴としては、浄化のための曝気動力が不要なことから超省エネ、脱炭素に貢献できる水処理方式となっている点です。山の傾斜をうまく活用し、その高低差で散水機を回転させている点も興味深い施設となります。

現地では、まず渋川市上下水道局業務課、日本下水道事業団群馬事務所のご担当者様より物聞沢水質管理センターの特徴や、現在実施している建替え工事についてご説明いただきました。(写真1

「物聞沢水質管理センター」では温泉水が多く水温が36度と高温であること、処理効率が高級処理並みであること、浄化された水は、農業用に利用されていること、自然流下による水圧を利用することから電気代が極めて安価であること(家庭用エアコンよりも少ない電力で済んでしまうとのご説明には一同驚愕でした)などをご説明いただきました。

次に2班に分かれ、実際に新・旧の散水ろ床を見学させていただきました。平成24年度に施設の老朽化から、維持管理や処理水利用状況などを含め検討した結果、現在の位置に現施設で採用している散水ろ床方式により再構築することになり、現在再構築工事の施工を進めている段階とのことです。現在この施設内には旧散水ろ床と新散水ろ床が両方ある状態です(写真2)。また、内部も見学させてもらいましたが、温泉水が高温であり1月の寒さもあって、湯気で眼鏡のレンズやカメラのレンズが曇ってしまうハプニングもありました。





伊香保温泉で少し休憩を挟み、バスで約50分ほどかけて群馬県高崎市にある長野堰用水円筒分水に向かいました。見学したのは、長野堰用水を象徴する施設のひとつで、長野堰用水の最下流にあり1962年(昭和37年)に完成した円筒分水堰です。平地の住宅地の中に忽然と姿を現しました。現地では、長野堰土地改良区(水土里ネットながのせき)のご担当者様より詳しくご説明いただきました。(写真4,写真5

円筒分水堰に取水している鳥川は、江戸時代より水量が少なく、干ばつのたびに下流域では水争いが絶えなかったため、水の少ない時でも、下流の水田面積に応じて平等に水を配分する必要があり、自然落差を利用して4つの堰に正確に受益分配されるよう設計された、全国でも珍しい分水施設とのことです。この施設のおかげ下流域での水争いの歴史に終止符を打つことになったとのことですが、実際に近くで見ると見た目にも美しく、設計者の思いを感じることのできる施設でした。また、2016年(平成28年)国際かんがい排水委員会(ICID)において、長野堰用水が建設から100年以上が経過し、歴史的・社会的価値のあるかんがい施設として、世界かんがい施設遺産の登録となったとのことでした。 









 昨年度に引き続き、現地を実際に目でみる貴重な機会となった見学会でした。最後となりますが、日本下水道事業団群馬事務所様、長野堰土地改良区様をはじめ、見学を快く受け入れて頂きました渋川市様、また、本見学会を企画するにあたりご協力いただいた関係者の皆様に厚くお礼申し上げます。







公開シンポジウム:「水辺のすこやかさ指標」の今後の展開への期待

 2023年水環境学会誌2月号においては「水辺のすこやかさ指標のこれまでとこれから」と題して特集号を刊行しました。この特集号では,水辺のすこやかさ指標の普及に向けた行政や本会各支部等のこれまでの取り組みを振り返るとともに,本指標の課題や今後の活用方法について述べました。本シンポジ...